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12月3・4、10・11日の4日間に、大阪府下の路線で、大阪府が中心となって場末子キャンペーンが実施されます。
対象は、阪急、京阪、南海3社、水間鉄道の府内各路線(それぞれ一部を除く)と、近鉄バス鳥飼営業所です。
http://www.pref.osaka.jp/kotsudoro/jyutai/buseco/index.htm
他社は府内の殆どの路線が対象なのに、近鉄バスは鳥飼営業所だけというのが若干気になるところです。
近鉄バスはどうも運賃制度が硬直化しているというのか、運賃面でもっと利用してもらおうという姿勢に欠けている気がします。
他社では環境定期券制度(実効性は低いが、土休日に定期券を持っている人が家族同伴の場合は家族の運賃が大人100円になるという制度)や、幼児の扱いでも電車では通常行われている、2人まで無料となっているなど見られますが、こういうのが一切ないのが近鉄バスです。
他にも、昼間回数券(近鉄バスでは阪奈生駒線の梅田〜安田でのみ使えるものを発売しているだけ)や高齢者向け定期などもありますが、近鉄バスではこういうものに対しても消極的というのか、関心がないというのか行われていません。
今回のキャンペーンも、メインエリアであるはずの淀川以南のエリアが対象外なのは、非常に解せません。割り引くなんてまっぴらゴメンという態度なのでしょうか(本音は南海バスのように割高な対キロ制にしてしまいたいのでしょうけど)。
最近は、再び一般路線の削減傾向が見られるようになりましたが、運賃制度でももっと利用促進策を取らないと、約10年前のような減便・廃止の嵐になりかねないような気がします。
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