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近鉄バスの路線車などは一段落した感じですので、すぐに新型車というのはないかもしれませんが、新しい規制に適合する新型車が次々に登場しています。
<日野>
レインボーHR:新長期規制適合車にマイナーチェンジ。ただし、従来の9m車はなくなり、10.5m車だけになりました。9m車はまだ示されていないものの、いすゞ製のレインボーIIに集約されるものと思われます。
リエッセRX:新長期規制適合車にマイナーチェンジ。基本的にエンジンの規制適合くらいの変化ですが、発売以来設定されていたAT車が、公式サイトには掲載されておらず、廃止になってしまったのか?と。ただ、ノンステップのポンチョには設定があるので、対応が遅れているということかもしれません。
メルファ:新長期規制適合車にマイナーチェンジ。メルファは前回のマイナーチェンジ以降、平ボディ車だけになっていますが、今回も同様です。AT車の設定もあります。
<三菱ふそう>
エアロスターS:ノンステップバスの自社開発をやめて日産ディーゼルRAシリーズのOEM車としたものです。ですので基本的なスペックは日産ディ車に準じ、車体も西日本車体工業製です。
エアロクイーン:観光系のボディはフルモデルチェンジされました。日野セレガに比べると、おとなしい印象ですが、満を持して登場という感じです。日産ディーゼルには「スペースウィングA」としてOEM供給され、エンジンは尿素SCR使用のものになっています。
エアロエース:エアロバスと呼ばれていたハイデッカー系のバスです。基本スペックはエアロクイーンに準じます。なお、エアロクイーン、エアロエースはともにエアコンをサブエンジン式としていて、車高アップにより乗り入れ箇所に制限が出てしまった日野/いすゞに対してアドバンテージを取っているといえるでしょう。こちらも日産ディに「スペースアローA」として供給されます。
ローザ:7月3日発売予定。こちらは尿素SCRではないものの、フロントデザインの一新など規制適合に合わせたマイナーチェンジが行われます。ただ、バス全体にいえることは「仕様の絞り込み」が進んでいるということでしょうか。
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