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関連スレッドを探すの苦労・・・(汗)。でも、検索を使えば便利ですね。
さて、25日の近鉄本社の決算発表に絡んで、またもやと思いながらもバファローズの身売りを検討しているという役員の発言がありました。
26日の新聞をざっと見た感じでは、日刊スポーツ(東京)が1面に「近鉄助けて」との見出しで取り上げ、観客が少ない大阪ドームのスタンドの写真を載せて一番大きく扱っていました(大阪日刊は地元なのに1面はタイガース「別人の虎」)。一般紙は朝日が一番大きく扱っていました。
野球ファン心理として、あんまり身売りするとかしないとか騒ぐのはどうなのかなあと思うのですが、近鉄の場合にはもう仕方がないのかなと呆れている感じです。
バファローズの赤字が40億円に達するというのはとても深刻ですね。観客動員も昨年が143万人、今年は現時点では昨年を下回るペースなので、さらに深刻です。
問題は球団だけでなく、本拠地大阪ドームのほうにも多々ありまして、大型の送風機を殆ど使わずに廃棄したとか、駐車場を作ったが利用されないので閉鎖したとか、大阪市の職員には安く特別室を使わせていたとか・・・経営のズサンさもそうなのですが、どっちもどっちだなあという気分です。
バファローズに関して私が思うには、近鉄が今後も経営するのであれば、これこそ沿線回帰を目指してもいいのではと思うわけで、藤井寺での試合を増やしてもいいのではないかと思うのです。大阪ドームは今時点で近鉄沿線ではなく、将来阪神西大阪線が延びてきても、電車の直通はできるようになるもののあくまで阪神沿線になってしまう、ならば沿線に還元でもいいのではということですね。経費削減でという後ろ向きな発想ではなく。
近鉄が経営を続けないのなら、もういたしかたありません。大阪にこだわる必要もなくなるでしょう。
大阪にこだわらないなら、思い切って他球団の影響が小さい地方(四国や沖縄など)へ移すのもありでしょう。地方はGファンばかりで道は険しいですが、存在価値を見出すなら大阪でタイガースの蔭に埋もれるよりはマシです。
しかし、それよりも身売りするにもオーナー会議という難関を越えられるかが心配です。なにしろ今は議長が読売の会長だったりするわけで、名実ともに最大権力者です。あの人が簡単に首を縦に振るはずがありません。
ある作家は、横浜のオーナー会社がマルハからTBSになった際の例をもとに、球団の株式をまず売却先に49%以下で持ってもらい共同経営のようにし、その後所有比率を逆転もしくは完全に売り払えば、新規参入の際(つまり球団を買った場合)に必要な加盟料30億円を免れることができるのではと本に書いておりました。しかし、これも抜け道みたいなもので、やっぱりあの人が怒り出しそうな気がします。横浜の時だってすんなりとはいかなかったのですから。
この加盟料30億円が身売りをしにくくしています(この加盟料がある目的も安易な身売りを防ぐためですが)。しかし、今や鉄道・バスだって需給規制撤廃で新規参入が容易になっているのに、球界がこれでは・・・
飼い殺しで潰されるのでは選手もたまったものではありませんから、全員が納得いかなくても何とか球団を続けられる方法を考えてもらいたいものです。近鉄だけでなく、ダイエーも含め他球団も含めて。
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