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今月、バスの事故があちこちで目に付きました。
神戸市営バスでは、運輸局から処分をうけ、7台が計385日の運行停止となっています。
近年、バス事業の厳しさが増しており、もはや構造的な問題として捉えるべきと思っているのですが、このように事故が多発しては信頼にも関わります。
運転士・運行管理者その他、社員の方にはどうか肝に銘じて事故を少なくする努力を期待したいものです。
今月は私が知るだけでもこれだけの事件事故がありました。バスに責任のない事故もありますが、本当に残念です。
4日 名古屋市営バスが非番の日に飲酒運転し、免停になっていた運転士を2ヶ月の停職処分に
4日昼 京都市営バスが道路を横断していた男性をはね、重傷を負わせる
5日朝 千葉観光が運行する、都内ホテル発成田空港行きバス(貸切の乗合許可)で、運転士が酒が残った状態で運転。恐怖に感じた乗客が高速道路の料金所に通報して、運転士は逮捕。のちに運転士は六本木で深夜まで飲酒していたことが判明、懲戒解雇
6日朝 富士急行の観光バスが東京・国立市内で軽乗用車に衝突される。乗用車の運転者は死亡、同乗者も重傷
7日夕 北海道・礼文で78歳男性の運転する軽トラックと観光バスが衝突、男性が重傷
8日朝 神戸市営バスが須磨区内で、会社員の男性をはね、男性は腰の骨を折る全治1ヶ月の重傷。運転士は気付いていなかった模様。なお、神戸市営では事故の多発を受けて、11日に市長が直接、職員に訓示を出した。また、25日には近畿運輸局が車両5台を各70日間、1台を25日、1台を10日間の使用停止の処分。28〜29日には4月と6月に重傷事故を各1件、また1〜3月にも6件の重傷事故を起こしていたことが発覚
17日午前 佐賀県の祐徳自動車の観光バスが、修学旅行中の石川県の高校生を乗せて長崎県の大村インター付近を走っていたところ、2台目の車が1台目に追突。教員・生徒ら18人がけが
24日未明 東京・渋谷の都営バス営業所で、止めてあったバス27台に2人組がスプレーで落書きをして逃走。バスは始業までに落書きを消せず、そのまま運行へ
25日 7月に発生したJR東海バスの運転士飲酒運転事故に関して、同運転士(懲戒解雇)に対する初公判が甲府地裁であり、被告に懲役6ヶ月を求刑
26日夕 岐阜市で、ワゴン車と岐阜バスの路線バスが衝突。はずみでワゴン車は前方にいた名鉄バスに衝突。名鉄バスの乗客がけが。原因はワゴン車の運転者が確認を怠ったため
26日夜 栃木県鹿沼市で関東自動車の路線バスが、道路を横断していた老人をはね、死亡させる。運転士は逮捕
27日朝 京都市南区で、帝産観光バス京都支店の観光バスが、研修で京都に来ていたフランス人男性をはね、男性は死亡。運転士を逮捕
27日夕 京都府福知山市で、見通しの悪いカーブを走行中のワゴン車と、兵庫県豊岡市の山陰観光タクシーの観光バスが正面衝突。ワゴン車の運転者と、バスの乗員乗客17人がけが
28日 福島市で7月に白バスが事故を起こし、運転者が死亡した事件で、バスの所有者に対する初公判が福島地裁で開かれ、被告に懲役1年6ヶ月と罰金200万円を求刑
28日午後 北海道留辺蕊町で、トラックが乗用車に追突、乗用車ははずみで観光バスに追突、さらに対向車線の老人ホームのバスと衝突。乗用車の運転者と老人ホーム入所者がけが
29日朝 秋田県矢島町で、同町在住の男性の四輪駆動車と、仙台市の富士交通(10月から高速バスの運行に参入)の観光バスが衝突、観光バスは横転し18人がけが。事故当時、路面がシャーベット状だったのに対し、四駆は普通タイヤで運転していてスリップしたらしい
29日昼 名古屋市千種区の名古屋高速出口付近で、渋滞で停車した伊豆箱根観光バス名古屋営業所の観光バスの1台目に2台目が追突。バスは大破。2台に分乗していた小学生55人とバスガイド1人がけが
30日午前 京都市東山区で、京都市営バスが信号無視の女性を避けようとして急停止、乗客5人がけが
30日深夜 兵庫県内の中国自動車道で、石見交通の大阪梅田発津和野行き夜行高速バスが、パンクのために停車していたトラックに追突。運転士と乗客19人が重軽傷。バスがトラックを発見するのが遅れたためと見られる
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