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近鉄バス百科 近鉄グループ(だった)バス
東京近鉄観光バス
(現・東京バス)
概要
東京近鉄観光バスは、東京都内と埼玉県(2000年に免許)に85台の観光バスを保有して運行する貸切専業会社でした。
1954年に大東京観光バスとして設立、のちオリンピック観光バスを吸収して、近鉄大東京観光バスとなり、1970年に現在の社名になりました。
車種は日野といすゞで、いすゞ車にはリフト付きもいます。日野車には、スーパーハイデッカーや上高地仕様車などがあります。
ただ、非常に残念なことに、同社は2001年10月下旬に、業務請負・人材派遣大手の「クリスタル」(本社:京都市)に身売りされてしまい、近鉄グループから離脱してます。なお、近鉄グループからは他にもタクシー会社など数社がクリスタルに身売りしています。クリスタルは、阪神、南海、名鉄からも観光バスを、名鉄からはタクシーも買収しています。
日野車
社内番号307 足立22か5487(日野KC-RU3FSCB) 新宿西口にて 2000.10.14 *写真を押すと拡大表示します
標準型のセレガFD。55人乗りと補助席を一列おきにした50人乗りがあります。この車は比較的新しい車ですが、乗降扉は折り戸を貫いているのが特徴です。志摩スペイン村のステッカーもちゃんと張ってあります。
社内番号278 練馬22か7278(日野P-RU637BB) 新宿西口にて 2001.8.15 *写真を押すと拡大表示します
東京近鉄では古参格の日野ミドルデッカー。「スケルトン上高地仕様」と呼ばれる同社の特徴的な車両で、背が低く、全長も短くなっています。乗客定員は55人です。
いすゞ車
(上段)社内番号108 練馬22か6974 (左)2001.8.15、(右)2000.7.11(下段左)社内番号104 足立22か5496 2000.10.14(いすゞKC-LV781R) いずれも新宿西口にて
いすゞ車のうち、ガーラが登場する直前に導入されたのがこの車。60人乗りで「スケルトン」と呼ばれます(日野でいえばセレガに対する「並車」の扱いですね)。練馬ナンバーの車が滝野川(本社)、足立ナンバーが足立営業所の所属です。
その後
クリスタルグループは、企業の従業員流動化の流れに乗って大きく肥大していき、バスやタクシー以外にも100円ショップや旅行業にも進出しましたが、一方で不透明な財務体制や同じ業務の会社が複数存在するなど、実態の把握が難しい会社として「東洋経済」「ダイヤモンド」といった経済雑誌からも批判の対象とされました。
経営の行き詰まり感が出て来たことがあり、2006年には同業のグッドウィル(コムスンの不正問題でこの会社も縮小を余儀なくされ、ラディアHDに改称)に買収されてクリスタルグループは消滅します。
観光バス部門は、グッドウィルから売却の対象となり、欠損を出していた会社もあったためわずか800万円足らずの額で京都の前田観光グループに譲渡されることが決定。もともとの東京近鉄観光バスは「東京バス」の社名に、関連各社も「名古屋バス」「近畿観光バス」(近鉄観光バスと紛らわしい…)などに改称されています。
(最終更新:2009.1.3)
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